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3Dペースト 作品ギャラリー

ハロウィーン 2013

3Dペーストの特殊メイクで2013年のハロウィーンを盛り上げました♪
東急ハンズ渋谷店での実演で制作・展示した作品を中心にご紹介します。

横に切られた深〜い首の傷!
血がだら〜っと垂れた表現も恐ろしさを出していますね。
これは傷メイクを作るでご紹介した傷メイクに少し手を加えたもの。
ベースの厚みと裂け目に入れた暗い色で傷の深さを、血色の3Dペーストを下に垂らす事で上下の方向を表現し、リアルさが出ます。

首の傷の下には銃創(※銃に撃たれた傷)が!
こちらも傷メイクを作るの応用です。
ベースを円型に盛り、少し硬さが出て来た頃合いに中心に穴を開けます。
ベースが固まったら周囲に血の表現、中心に暗めの色を入れて深さ(銃弾で開いた穴)を表現します。
とっても簡単ですよ!
よりリアルに表現したい場合は、射入口(銃弾の入って行った穴)/射出口(銃弾が出て行った穴)を意識して、傷の広げ方を工夫してみてください。

手の甲に穿たれた大きな穴。
何かが刺さった傷でしょうか…ものすごく痛そうです。
これは切り傷と銃創のミックスのような傷ですね。穴の大きさ、傷の周囲の皮膚の盛り上がり(ベースの厚さ)、傷からの出血の多さで、切り傷とも銃創とも違う、深くて酷い傷が表現されています。スプラッター系のホラー映画みたいですね。

ゾンビ!モンスター系特殊メイクの大定番!
筋肉が腐り出して手の骨が見えています。
これは始めに白色の絵の具を混ぜた3Dペーストで骨を描きます。骨を描く時は、ゴツゴツして骨が触り易い部位をなぞるように描くと良いと思います。
骨が固まったら、血の色(明・暗2色くらい)、緑色、肌色などで着色した3Dペーストをちぎったスポンジや指などでランダムに乗せ、ぐちゃぐちゃに固まるように崩します。
ゾンビのような表現は失敗が少なく簡単です。

口裂けゾンビ!
口の端が裂けて、頬まで歯が露出しています。
これは上の写真の最初に骨を描く+切り傷+ただれた傷をミックスしています。
ちょっと難しそうですが、やってみると意外に出来てしまうかも…!?
手順としては、歯を描く→歯の上下に傷のベースを盛る→血の表現。下に垂らすといかにもそれらしい感じに。→周囲の皮膚にスポンジや指で3Dペーストをランダムに乗せてぐちゃぐちゃにする。
この写真で頬に盛り上がった赤や緑のテクスチャーは、パレット上に残って固まった3Dペーストをくっ付けています。

額には大きな切り傷、頬の皮膚が破けたように口が裂けています。
それに鼻!緑がかった色でとんがって、まるで魔女のようです。
切り傷、口裂けはこれまでご説明したものの変形パターンの一つですが、鼻は顔のパーツのかたちを変えるの応用編です。顔のパーツのかたちを変えるでは「大きさ」を変えましたが、こちらの写真では「形」が違います。
これは「鼻の型を作り、型に3Dペーストを流し込む」という工程で制作しています。
そちらの方法はいずれまたご紹介したいと思います!